路面・水面の油吸着材 全天候型常温合材
有限会社メディアプランニング
■ BARCA(バルカ)スキマー
水に浮いている油を自動的に迅速に回収したいときはオイルスキマーの出番です。
バルカ(BARCA:「小舟」を表すスペイン語)スキマーは、これまでのオイルスキマーと違った特殊な性能をもちます。
◇油膜の精密吸引
薄油膜までスピーディに吸い寄せて回収します。また、ムース状になった油でも低粘度なら吸引できます。
少々のゴミが浮いていても大丈夫です。
◇少ない吸水量
油と同時に水を吸いますが、吸水量が少ないので後処理の手間とコストが省けます。
◇場所を選ばぬ利便性
狭くて浅い側溝などの水域やマンホールの下の貯水槽でも使えます。
水に浮いているので、水位の変化にも自然に対応します。
◇下の動画は バルカスキマーが広範囲の油膜を吸引回収できることを示す実験動画です。
(3分50秒。撮影時間は50分ですが、最初と最後以外は16倍速で編集しています。)
・水面を2m×3mに(小型オイルフェンスで)区切り
・その中にまいた約100㏄の軽油の油膜を
・水面上1.8mに置いた残水ポンプ(100V)に接続したバルカスキマーで吸引しました。
2時間後、油膜はすべて回収されました。
実験後、油膜がなくなり雲を映している水面
以下は、バルカスキマーに最大の吸引力を発揮させる浮かべ方についての説明です。
バルカスキマーは、船首側(吸引側)ベースプレートを適切な深さで水面下に沈めると、最大の吸引力を発揮します。
沈みかたは、以下の二つを変えることで調整できます。
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・サクションホース(送水ホース)の位置や重さ(ポンプの吸水量‐バルブで調整‐で変化)
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・錘の枚数や位置(船主側または船尾側。またそれぞれの場所で前後にずらせます。)
先にサクションホースの位置や重さをおおまかに決めます。バルカスキマーを水面に浮かべた後は、まずは水を吸い上げさせて、サクションホースに水が入った状態にして下さい。
吸水量は、最初は毎秒100~150㏄程度から始めて、後から微調整することをお勧めします。
(少なすぎると油吸引力が弱いのですが、多すぎても油吸引力は向上しません。)
下の動画は、通水後、錘の数を変えて沈み方を調整している様子です(錘3枚のときが最適)。
最適な状態になると、以下の現象が観察されます。
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① 休まずに水面の油を吸い寄せかつ吸い上げる(吸引キャップの船尾サイドでも油が吸い上げられて、あまり油が溜まらない)。
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② サクションホースの中を、時々少量の気泡がかけのぼる。
最適な状態にできる錘の乗せ方はひととおりではありません。
横の動画は、前方にセリ出すように置いた大きめの錘2枚と小さめの錘1枚のセットで最適状態にしています。
バルカスキマーの側面に回った油膜まで吸い寄せていることが観察されます。
ベースプレートの沈み方がやや浅すぎると、以下のような現象が観察されます(横の動画)。
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① 水面の油の吸い寄せに緩急がみられ(休むときがある)、遠めにある油膜を引き寄せない。
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② サクションホースの中を、多量に気泡がかけのぼっている。
ベースプレートの沈み方がやや深すぎると、動画のような現象が観察されます (横の動画)
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① 休まずに水面の油を吸い寄せるが、吸い上げが弱く、吸引キャップの船尾サイドに油が溜まりがちになる。
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② サクションホースの中を、まったく気泡がかけのぼらない。
〇
重量:約8kg
長さ:60cm
巾:42cm
高さ:17cm
仕様本体:ウレタン吹付塗装
サイドフロート:発泡ポリエチレン
浮力調整材:スチール(亜鉛メッキ)
■ 重力式油水分離槽DD(ドラム ダート)トラップ
汚濁水を注水すると、油、砂泥、スラッジなどを水から取り除きます。
手運びで設置や移設ができ、軽トラックやワンボックスカーで運搬できます。
油の流出事故現場でも、排水設備でも、屋外屋内を問わず、幅広く使えます。
交換資材もありません。
■ スラッジ除去器・乳化油粗粒化器DD(ドラム ダート)フィルター
汚水を注入すると、弊社の特許技術である接触材(エレメント)の働きにより、水に含まれたシルトやスラッジや微細ゴミなどを高度に分離除去します。沈降しにくい10μm程度のシルトの除去にも有効です。
また、水中で(物理的に)乳化した油を粗粒化して、水と油を二層分離させます(油を内部に溜める機能もあります)。
油の流出事故現場でも、排水設備でも、屋外屋内を問わず、幅広く使えます。
手運びで設置や移設ができ、軽トラックやワンボックスカーで運搬できます。
動力を使わず(但、揚水時はポンプが必要)、定期的に交換する資材もなく、経済的です。
■ 油分吸着塔COPLA(コプラ)オイルフィルター
上から原水を注ぎ入れて 吸着材に自然通水するだけで
・油(炭化水素、脂肪酸トリグリセリドなど)や
・HNS(トルエン、キシレン、ベンゼンなど)
などの疎水性液体を 精密に除去できる吸着塔です。
圧力をかけるための動力などを使わず、排水基準まで油を除去しうる器材としては破格のローコストです。
軽量で分解移設もできるので簡単に設置や撤去ができ、軽トラックやワンボックスカーで運べ、油流出事故現場でも、排水設備でも、屋外屋内を問わず、幅広く使えます。